ソードシールド

2022年08月08日 18:41

Pokémon World Championships 2022 概要

今年のポケモン世界大会(Pokémon World Championships 2022)はゲーム部門、カードゲーム部門、『ポッ拳』部門、『ポケモンGO』部門、『ポケモンユナイト』部門の競技が開催されます。

今年は最新作の発売を控えた年の大会でもあるため、ポケットモンスター スカーレット / バイオレットの最新情報の発表も期待できます。
開催地
イギリス , ロンドン , エクセル展覧会センター

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スケジュール
開催日:8月18日~21日 の4日間(現地時間)

1~3日は夕方5時頃から観戦できるようです。

コロナでWCS2020・WCS2021が中止になった影響で出場権が持ち越しになり出場権獲得者が増えているため、例年は3日間開催だったところ今年は4日間開催になっているようです。
ゲーム部門の進行
ジュニアカテゴリ、シニアカテゴリ、マスターカテゴリで対戦が行われます。
DAY1イベント / 18日(木) / スイスドロー形式 BO3
・Day1出場権を得ているプレイヤーが参加します。
・イベント中にバトルチームを変更することはできません。参加者は前日の水曜午後8時までにバトルチームを登録しておく必要があります。
DAY2イベント / 19日(金)~20日(土) / スイスドロー形式 BO3
・Day1イベントで敗北が2回以下かつ引き分けなしのプレイヤー+Day2出場権を得ているプレイヤーが参加します。
・イベント中にバトルチームを変更することはできません。参加者は当日朝8:45までにバトルチームを登録しておく必要があります。(Day1イベントから続けて出場しているプレイヤーはDay1で使用したバトルチームと異なるバトルチームを登録することができます。)
トーナメント / 20(土) ※DAY2イベント終了後続けて開始 / シングルイリミネーション形式  BO3
・Day2イベントで敗北が2回以下かつ引き分けなしのプレイヤーが参加します。
・イベント中にバトルチームを変更することはできません。(Day2イベントと同じバトルチームを使用します。)
決勝戦 / 21日(日) ※カードゲーム部門決勝戦終了後 / BO3
・ジュニアカテゴリ、シニアカテゴリ、マスターカテゴリの順で決勝戦が行われます。
ソース(https://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2022/vgc-player-info/)
カードゲーム部門の進行
ジュニアリーグ、シニアリーグ、マスターリーグで対戦が行われます。
・2022 チャンピオンシップ シリーズ シーズン スタンダード フォーマット
・プレイヤーは英語版以外に自国で販売されているカードを使用することができます。
DAY1イベント / 18日(木) / スイスドロー形式 BO3
・Day1出場権を得ているプレイヤーが参加します。
・イベント中に使用デッキを変更することはできません。参加者は前日の水曜午後8時までにデッキリストを登録しておく必要があります。
・約半数のプレイヤーがDAY2に進むことができます。
DAY2イベント / 19日(金)~20日(土) / スイスドロー形式 BO3
・Day1イベントを抜けたプレイヤー+Day2出場権を得ているプレイヤーが参加します。
・イベント中に使用デッキを変更することはできません。参加者は当日朝8:45までにデッキリストを登録しておく必要があります。(Day1イベントから続けて出場しているプレイヤーはDay1で使用したデッキと異なるデッキを登録することができます。)
トーナメント / 20日(土) ※DAY2イベント終了後続けて開始 / シングルイリミネーション形式 BO3
・Day2イベントの上位8人が参加します。
・イベント中に使用デッキを変更することはできません。(Day2イベントと同じデッキリストを使用します。)
決勝戦 / 21日(日) / BO3
・ジュニアリーグ、シニアリーグ、マスターリーグの順で決勝戦が行われます。
ソース(https://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2022/tcg-player-info/)
ポッ拳部門の進行
シニアカテゴリ、マスターカテゴリで対戦が行われます。
トーナメント / 19日(金) / ダブルイリミネーション形式 BO5
9:00 a.m. – Winners Round 1
11:00 a.m. – Winners Round 2
12:00 p.m. – Losers Round 1
12:45 p.m. – Losers Round 2
1:30 p.m. – Winners Semifinals
2:00 p.m. – Losers Round 3
2:30 p.m. – Losers Round 4
3:30 p.m. – Winners Finals
4:00 p.m. – Losers Semifinals
4:30 p.m. – Losers Finals
5:00 p.m. – Grand Finals
5:30 p.m. – Trophy presentation
ソース(https://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2022/pokken-player-info/)
ポケモンUNITE部門の進行
ブロック予選 / 19(金)  / ブロック総当り 上位2チーム抜け
・各地域で権利を獲得した16チームを4ブロックに分けて対戦を行います。
・権利獲得時からのチームメンバーの変更は認められていません。
トーナメント / 20(土)  / ダブルイリミネーション形式
・ブロック予選を抜けた上位8チームで対戦を行います。
ソース(https://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2022/pokemon-unite-player-info)
ポケモンGO部門の進行
トーナメント / 19日(金)~20(土) / ダブルイリミネーション形式 グレートリーグ
・プレイヤーは、主催者が提供する Samsung Galaxy A52 デバイスで競技を行います。
・シニアカテゴリは人数によって金曜日1日で終了する可能性、年齢分けせず統合される可能性があります。
ソース(https://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2022/pokemon-go-player-info/)

配信
youtube 日本WCSゲーム部門 (1日目, 2日目, 3日目, 4日目)
WCSカード部門(1日目2日目3日目4日目)
WCSポケモンGO部門(××, 1日目+ポッ拳決勝, 2日目, ××)
〇〇と一緒に見よう!WCS2022カードゲーム部門(1日目, 2日目, 3日目, 4日目)

ポケモン公式YouTubeチャンネル
【公式】ポケモンカードチャンネル
ポケモンユナイト公式チャンネル
Pokémon GO Japan
ニコニコ生放送 日本WCSゲーム部門 (1日目, 2日目, 3日目, 4日目)
WCSカードゲーム部門(1日目, 2日目, 3日目4日目)
WCSポケモンGO部門(××, 1日目+ポッ拳決勝, 2日目, ××)
〇〇と一緒に見よう!WCS2022カードゲーム部門(1日目, 2日目, 3日目, 4日目)
[昼12:00~]ポケカ大会名試合プレイバック(1日目, 2日目, 3日目, 4日目)
Twitch海外ポケモン(https://www.twitch.tv/pokemon)
ゲーム部門(https://www.twitch.tv/pokemonvgc)
カードゲーム部門(https://www.twitch.tv/pokemontcg)
ポッ拳部門(https://www.twitch.tv/pokkentournament)
ポケモンGO部門(https://www.twitch.tv/pokemongo)
ポケモンユナイト部門(https://www.twitch.tv/pokemonunite)
ニコニコインフォ - ポケモンワールドチャンピオンシップス2022 生放送

配信ではマスターカテゴリを中心に中継されます。

例年、日本の公式配信はyoutubeとニコニコ生放送で行われますが内容は同じです。日本人プレイヤーの配信卓の画面を日本人の実況付きで観戦することができます。youtube配信とニコニコ配信を比べるとニコニコの方が少し早いので、複数人でdiscord通話などをしながら観戦する場合はyoutubeで視聴するかニコニコで視聴するか統一しましょう。

Twitch配信は別の配信で、英語の実況付きで別の配信卓の観戦ができます。実況解説は気にしないからゲーム部門の対戦をじっくり見たいという人には、日本の公式配信とTwitchの配信を同時に開いて好きな方の試合を観戦する観戦スタイルがお薦めです。

ルールを全く知らずに観戦する場合、ポッ拳部門を観戦するのが一番直感的に楽しめると思います。

ゲーム部門 観戦前に知っておきたいこと

PWCSゲーム部門はポケットモンスター ソード / シールド のダブルバトルで伝説ポケモンを2体まで採用可能なレギュレーションを用い、BO3方式で対戦を行います。
ダブルバトルについて
ダイマックスについて
ポケモン ソード / シールドでは1試合に1回だけポケモンをダイマックスをさせることができます。ダイマックスはダブルバトルの試合展開に多彩な変化を与えてくれるとても面白い要素です。ポケモンの開発陣がWCSでの盛り上がりを強く意識してたどり着いたダブルバトル用のギミックなのではないかと個人的には思っています。

ダイマックスしたポケモンは3ターン限定でHPが2倍になり、ひるみ状態にならなくなり、覚えている技4つの代わりに覚えている技に対応するタイプのダイマックス技を使うことができるようになります。

ダイマックス技は基本的に元になった攻撃技よりもかなり威力の高い技として使いことができます。ダイマックス技はタイプによって異なる追加効果を持っており、味方の能力をアップさせたり、相手の能力を下げたり、天候やフィールドを変えたりすることができます。

また、一部のポケモンはキョダイマックスと呼ばれるとくべつなダイマックスを使うことができ、珍しい追加効果のダイマックス技を使うことができます。


【味方の能力を上げるダイマックス技】

ダイナックル(格闘タイプ)は味方2体の攻撃力を1段階上昇させます。
ダイアシッド(毒タイプ)は味方2体の特攻を1段階上昇させます。
ダイスチル(鋼タイプ)は味方2体の防御力を1段階上昇させます。
ダイアース(地面タイプ)は味方2体の特防を1段階上昇させます。
ダイジェット(飛行タイプ)は味方2体の素早さを1段階上昇させます。

これらのダイマックス技は味方2体の能力を上昇させることができます。
(※ダイナックル、ダイアシッドは追加効果が強力すぎるため他のダイマックス技より威力を低くする調整をされています。)

例えば自分がソルガレオとカプ・レヒレを繰り出し、ソルガレオをダイマックスさせてダイスチルやダイアースを使ったときには、ダイマックスしたソルガレオだけでなく隣のカプ・レヒレの耐久もアップしていきます。


【相手の能力を下げるダイマックス技】

ダイドラグーン(ドラゴンタイプ)は相手2体の攻撃を1段階下降させます。
ダイワーム(虫タイプ)は相手2体の特攻を1段階下降させます。
ダイホロウ(ゴーストタイプ)は相手2体の防御を1段階下降させます。
ダイアーク(悪タイプ)は相手2体の特防を1段階下降させます。
ダイアタック(ノーマルタイプ)は相手2体の素早さを1段階下降させます。

これらのダイマックス技は相手2体の能力を1段階下降させることができます。

例えば自分がイベルタルとカイオーガを繰り出し、イベルタルをダイマックスさせてダイアークを使ったときには、相手2体の特防を下降させて続く味方カイオーガのしおふきで大きなダメージを相手に与えることができます。


【ダイマックス技を止めるダイマックス技】

非ダイマックス状態のポケモンが使う守るや見切りでは相手のダイマックス技を受け止めきることができず、1/4のダメージを受けてダイマックス技の追加効果も発動されてしまいます。

そこで、相手のダイマックス技を受け止めたいときに活躍するのがダイウォールです。
ダイウォールは守ると似た効果の技で相手のダイマックス技を受け止め効果を発動させないことができます。ダイマックス状態の場合、変化技はタイプに関わらずダイウォールになります。(守ると同様、ダイウォールは連続で使用すると失敗する可能性があります。)

シングルバトルの場合であれば相手のダイマックスに合わせてダイウォールを使えば1回か2回は狙って相手のダイマックス技を無効化することができます。

ではダブルバトルの場合はというと、相手のダイマックスポケモンの攻撃がダイウォールを使ったポケモンの隣を狙っていた場合はダイウォールで無効化することができません。ダイマックス技の効果を発動されてしまいます。

つまり、ダイマックスしていないポケモンを狙ってダイアークのようなデバフ技やダイジェットのようなバフ技を使えば相手はダイウォールで対応することができず、ダイマックス技で大きなダメージを与えながらバフやデバフの追加効果を何度も発動させることができます。

伝説ポケモンについて
パーティに2体まで採用できる伝説ポケモン一覧:
ミュウツー、ルギア、ホウオウ、カイオーガ、グラードン、レックウザ、ディアルガ、パルキア、ギラティナ、レシラム、ゼクロム、キュレム、ゼルネアス、イベルタル、ジガルデ、コスモッグ、コスモウム、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマ、ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナ、バドレックス

【使用率の高い伝説ポケモン】
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ザシアン(剣の王)
タイプ:はがね / フェアリー
特性:ふとうのけん

ザシアンに専用アイテム『くちたけん』を持たせた場合の姿です。攻撃、素早さがもともと高いうえに特性『ふとうのけん』で攻撃を1段階上げることができるため非常に火力が高いです。専用技『きょじゅうざん』は鋼タイプ威力100の物理単体技で、ダイマックス状態のポケモンに対して2倍のダメージで攻撃できます。

鋼技に耐性を持たない殆どのダイマックスポケモンに非常に有利です。鋼 / フェアリータイプの耐性で半減以下にできるタイプが非常に多いです。

特殊裁定として、剣盾登場の伝説枠であるザシアン・ザマゼンタ・ムゲンダイナはダイマックスすることができません。ダイマックスができないため相手の『ねこだまし』で動きを止められやすいです。
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カイオーガ
タイプ:みず
特性:あめふらし

特攻・特防が高く、特性『あめふらし』によって天候を雨に変えることができるため非常に高い威力の水技を使うことができます。『しおふき』は水タイプの威力150の特殊範囲技であり、『こんげんのはどう』は威力110の水タイプの範囲技です。ただし、『しおふき』は自分のHPが下がると威力が下がってしまい、『こんげんのはどう』は命中率が少し低いです。

相手2体のポケモンに一度に超大ダメージを与える動きができる点が強みなので、味方でサポートしてHP満タンの状態と天候雨を維持しながら『しおふき』を通す展開を狙うことが多いです。

体力の維持が難しい場合はダイマックスを使って超高威力のダイストリームで攻める動きに切り替えることもできます。
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グラードン
タイプ:じめん
特性:ひでり

攻撃・防御が高いです。特性『ひでり』によって天候を晴れに変えることができるため、相手カイオーガの火力を下げたり味方のフシギバナの葉緑素を発動させたりすることができます。専用技『だんがいのつるぎ』は地面タイプの威力120の範囲技であり相手2体のポケモンに同時に攻撃することができます。

通りがいい地面タイプ範囲技を使えるアタッカーであることが強みです。ザシアンに対しても一致技で弱点を突くことができます。

命中の低い断崖の剣に頼る場面が多く発生し、外しが負けに繋がることが多いことが欠点です。
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バドレックス(黒馬上の姿)
タイプ:エスパー / ゴースト
特性:じんばいったい(きんちょうかん+くろのいななき)

特攻・素早さが高いです。特性『くろのいななき』によって相手を倒すたびに特攻を上げることができます。専用技『アストラルビット』はゴーストタイプの威力120の範囲技で、相手2体のポケモンに同時に攻撃することができます。

技威力も一貫性も最上級の特殊範囲技である『アストラルビット』の使い勝手の良さや、ザシアンより高い素早さが強みです。

悪タイプのポケモンには非常に弱いです。
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イベルタル
タイプ:あく / ひこう
特性:ダークオーラ

偏りの少ない数値をもっています。特性『ダークオーラ』によって味方の悪技の威力をあげることができます。『バークアウト』は悪タイプの威力55の範囲技であり、相手2体に攻撃しつつ特攻を下げることができます。専用技『デスウイング』は飛行タイプの威力80の単体技で、相手に与えたダメージに応じて回復することができます。『ダークオーラ』補正の乗った一致『イカサマ』でザシアンに半分程度のダメージを与えることができます。

『バークアウト』によるデバフで相手を置物にする性能が強力です。また、一致ダイマックス技の『ダイアーク』、『ダイジェット』がどちらも優秀で、ダイマックス適正が非常に高い点も大きな長所です。

ザシアンに対してかなり相性不利な点が弱点です。
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バドレックス(白馬上の姿)
タイプ:エスパー / こおり
特性:じんばいったい(きんちょうかん+しろのいななき)

攻撃と耐久が高いです。特性『しろのいななき』によって相手を倒すたびに攻撃を上げることができます。専用技『ブリザードランス』は氷タイプの威力120の範囲技であり、相手2体のポケモンに同時に攻撃することができます。

伝説の中では素早さの低いポケモンなので『トリックルーム』で素早さを逆転させてから攻める展開が得意です。弱点の多さを逆手にとって『じゃくてんほけん』を発動させて攻め返すことが多いです。

特に範囲技に注目した説明が多くなっているのはダブルバトルにおける高威力の範囲技がそれだけ重要だからであり、伝説ポケモン以外には使い勝手のいい範囲技を扱うことができるポケモンの種類が少ないためであり、伝説枠に範囲技を担当させるパーティの組み方をする方が強いパーティをつくりやすいためです。伝説ポケモンの専用技になっている範囲技はどれも味方を巻き込まずに攻撃できます。

範囲技についての説明はこちらの記事をご覧ください。
ダブル、トリプル初心者向け 範囲技についてのあれこれ

ザシアンに対する有利不利の言及が多くなっているのは、ザシアンというポケモンの基礎スペックが優秀すぎてルール適正関係なく圧倒的に強いためです。伝説2体制限のルールになって、伝説1体制限の頃よりさらにザシアンが活躍しやすくなりました。
一般枠のポケモンについて
ダブルバトルでは『ねこだまし』を習得可能かつ他の強みも合わせ持っているポケモンがサポート役としてとても扱いやすく、高く評価されることが多いです。

また、ダブルバトルでは繰り出すだけで相手2体の攻撃を下げることができる特性『いかく』が高く評価されています。その結果として、純粋にアタッカー採用されるポケモンは特殊アタッカーであることを求められる場合が多いです。物理アタッカーを採用する場合は攻撃性能に加えて複数のサポート性能を併せ持っているポケモンや、『いかく』無効の特性を持ちながらアタッカー性能を確保できる火力のポケモンが選ばれることが多いです。

【使用率の高い一般枠ポケモン】
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ガオガエン
タイプ:ほのお / あく
特性:いかく

特性いかくによるデバフ性能と高めの耐久数値を活かした繰り出し性能、『ねこだまし』によって相手を1ターン止める性能、交代しつつアドバンテージを得ることができる『とんぼがえり』や『すてぜりふ』を活かして交代戦を仕掛けるのが得意なポケモンです。

攻撃も十分な数値があり、一致高威力技の『フレアドライブ』によるアタッカー性能も無視できません。炎タイプはザシアン等の鋼タイプに弱点を突くことができるという意味で攻撃面で優秀で、パーティに1枠入れておきたいタイプでもあります。炎/悪 タイプの組み合わせのおかげで白バドレックス、黒バドレックスの両方にもとても強い点も優秀です。
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レジエレキ
タイプ:でんき
特性:トランジスタ

他の追随を許さないくらい圧倒的に高い素早さと、高い電気打点を持つポケモンです。『エレキネット』は威力55の電気タイプの範囲技で、追加効果で相手の素早さを下げることができます。大抵のポケモンは『こだわりスカーフ』をもって素早さをあげた状態でさえレジエレキに先手を取ることができません。

『エレキネット』で相手の素早さを下げてサポートし、隣の高火力ポケモンを続けて動かして制圧する動きがシンプルに強力で、素早さデバフ役として扱われることが多いです。

特性『トランジスタ』は電気技の威力のみに補正をかける特性なので電気技以外を使うのは苦手ですが、バフやデバフ目的でダイマックスさせて『ダイアタック』『ダイジェット』『ダイアーク』などを使うこともあります。
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オーロンゲ
タイプ:あく / フェアリー
特性:いたずらごころ

特性『いたずらごころ』によって補助技を先制技として使用し『リフレクター』『ひかりのかべ』で耐久バフをしたり、『でんじは』『こわいかお』による素早さデバフをしたり、『うそなき』で耐久デバフをしたり、『脱出ボタン+トリック』『後攻の尻尾+トリック』によって相手をかき乱したり多彩なサポートができるポケモンです。『ねこだまし』で狙った相手を確実に止めることもできます。

攻撃も低くはなく、『ふいうち』によって黒バドレックス等に弱点を突いて攻めたり、『ソウルクラッシュ』によってダメージを与えつつ特攻デバフをかけることもできます。
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ゴリランダー
タイプ:くさ
特性:グラスメイカー

特性『グラスメイカー』によってグラスフィールドを展開し、『グラススライダー』を高威力先制技として扱うことができるポケモンです。『ねこだまし』で狙った相手を確実に止めるサポート役としての動きもできます。

攻撃力が高く耐久数値も高めで、グラードン、カイオーガ、レジエレキ等に対して受けだししやすいアタッカーとして使われます。

キョダイマックスをすることも可能なポケモンでもあります。『キョダイコランダ』は追加効果はないものの非常に威力の高い攻撃技です。
ボルトロス(化身)
ボルトロス(化身)
タイプ:でんき / ひこう
特性:いたずらごころ or まけんき

特性『いたずらごころ』で採用する場合は『でんじは』による素早さデバフや『かいでんぱ』による特攻デバフを使って相手を弱体化するのが得意なポケモンです。

特性『まけんき』で採用する場合は相手の『いかく』で攻撃が上昇する性能を活かして物理技ベースの『ダイジェット』『ダイサンダー』『ダイナックル』等で攻めるダイマックス適正の高いポケモンとして活躍します。

性質の違う2種類の特性を持っていることが強みで、どちらの特性で採用する場合もザシアンや霊獣ランドロスの相棒として使われることが多いです。
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トリトドン
タイプ:みず / じめん
とくせい:よびみず

特性『よびみず』を活かして相手カイオーガの水技を無効化できることが一番の長所です。特に相手カイオーガがダイマックスして単体技しか使えなくなっている場合は味方を水技から完全に守ることができます。鋼タイプに耐性があり一致地面技で鋼タイプに弱点をつくことができるためザシアンにも有利です。

ザシアン、カイオーガ、ボルトロス、ランドロス、ガオガエンのような並びに対して1体で非常に有利なことが強みで、弱点が少ないため相手を詰ませる性能もそれなりにあるのですが、数値が低めで火力も高くないのが欠点です。
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ランドロス(霊獣)
タイプ:じめん / ひこう
特性:いかく

特性『いかく』を持ち、数値が高く、タイプも優秀なポケモンです。電気無効耐性もちとしてレジエレキに強いポケモンとして扱ったり、地面無効耐性もちとして相手のダイアースを透かす動きで活躍したりします。

一致地面技の『じしん』は味方も巻き込んで攻撃してしまう範囲技なので隣に地面無効のポケモンがいる時以外は使いにくく、一致飛行技の『そらをとぶ』は2ターン技なので相手にダメージを与えるまでに時間がかかるため、一致技の扱いが難しく、通常状態ではタイプ不一致技で攻撃することが非常に多いです。ダイマックスなしの環境では非常に高い攻撃を活かして『こだわりスカーフ+いわなだれ』でダメージを与えつつ怯みを狙う動きが得意だったのですが、ダイマックスしたポケモンは怯まないためランドロスの活躍のさせかたが変わってきます。

ダイマックス環境のランドロスは、一致ダイマック技の『ダイアース』、『ダイジェット』がどちらも優秀なダイマックス適正の高いポケモンとして扱われることが多いです。『いのちのたま』『しろいハーブ』等を持たせてアタッカーとしての攻撃力を確保させていることが多いです。

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モロバレル
タイプ:くさ / どく
特性:ほうし or さいせいりょく

高い耐久と低い素早さを持っています。『キノコのほうし』によって相手を眠らせたり、『いかりのこな』によって相手の技を吸い寄せることができるサポート役のポケモンです。『かふんだんご』は相手を対象にすれば攻撃技に、味方を対象にすればHPを半分回復する回復技になる便利な技で、相手を眠らせてしまって暇になった後の盤面をさらに盤石にするべく味方を回復するような扱い方をします。

相手ダイマックスポケモンやザシアンなど、単体攻撃しか持っていないポケモンは『いかりのこな』によって対処しやすく、味方のポケモンを安全に動かすことができるようになります。

トリックルームパーティの展開サポートとして採用されたり、逆にトリックルームパーティの対策枠として採用されたりすることがあります。
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フシギバナ
タイプ:くさ / どく
特性:ようりょくそ

グラードンやコータスと組み、特性『ようりょくそ』を発動させた高い素早さから行動するポケモンです。草タイプなので相手のグラードンやカイオーガに相性が有利で、相性が不利な相手に対しても『ねむりごな』で対応できるため非常に厄介なポケモンです。

キョダイマックス技『キョダイベンタツ』は毎ターン終了時に相手2匹に1/6の定数ダメージを与える非常に強力な技です。『ダイアシッド』や『ダイアース』によるバフも優秀です。
『まもる』なしの技構成でも『ねむりごな』を『ダイウォール』として扱うことができ、天候晴れ状態で『ウェザーボール』を元技にした『ダイアタック』を使えば『ダイバーン』として攻撃することができます。
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イエッサン♀
タイプ:エスパー / ノーマル
特性:サイコメイカー

特性『サイコメイカー』によってサイコフィールドを展開し、相手の先制技を無効化しつつ、エスパー技の威力を上昇させることができます。

相手の『ねこだまし』による妨害を封じつつ『このゆびとまれ』によって味方を守ることができるというのが一番の長所です。『てだすけ』で火力バフをすることもできます。

イエッサン♀自身も『ねこだまし』を習得することができますが、自分の特性『サイコメイカー』の影響で無効になってしまうことが多いためイエッサン♀自身が『ねこだまし』を使うことは少ないです。

黒バドレックス等と組めばサイコフィールドの先制技無効がふいうち対策として機能します。『ワイドフォース』を高威力のエスパー範囲技として使う動きも強力です。


ダブルバトルの有利・不利について


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ポケモンバトルでは素早さが高いポケモンから先に行動します。2体のポケモンが相手2体のポケモンより早く動けば、相手の片方もしくは両方を倒しきり相手を倒すことで反撃のダメージも受けない状態をつくりやすいです。

この理屈で言えば、高い水準で火力と素早さを両立しているポケモンが最強です。

しかし、素早さバフや素早さデバフを採用した「火力と素早さを重視した戦略」は耐久の高い調整にする余裕が少ないため、耐久を重視したポケモンで耐えてトリックルームで素早さを逆転してしまえば火力はあるけど遅くて脆いポケモンになってしまうので、「トリックルーム軸の戦略」に弱いです。

そして、「トリックルーム軸の戦略」は、耐久デバフや火力バフを用いて「超火力を作ることを重視した戦略」でトリックルーム自体を止められてしまいます。また、耐久バフや火力デバフを用いて「耐え凌ぐことを重視した戦略」にも弱く、トリックルームターン中に攻めきれなくなってしまいます。

また、「デバフを利用する動き」は「ポケモン交換」でリセットされてしまい(※1)、「ポケモン交換」を多用する動きは「バフを利用する動き」に弱いです。「バフを利用する動き」は「火力デバフを利用する動き」に弱いです(※2)。

※1. 耐久デバフ+攻撃、素早さデバフ+攻撃のようにデバフからアドバンテージを得るまでの動きが1ターン内で完結して相手を倒しきれる場合はデバフをリセットする暇がなくなるためこの限りではありません。
※2. ダイマックス技の項目でもすこし触れましたが、このゲームでは火力バフ手段はある程度制限されているのに対し、火力デバフ手段は「いかく」などで確保しやすいためです。


実際の対戦ではタイプ相性などによる有利・不利も加わり、これらの戦略を複数採用して使い分けることもあり、有利・不利は分かりにくくなります。
実際の対戦
ザシアンvsカイオーガ


これは EUIC2022 ゲーム部門 決勝戦 のマッチアップです。
Championship Sunday | 2022 Pokémon Europe International Championships

手前側 (Eric Rios さん) のパーティ:ザシアン, グラードン, リザードン, オーロンゲ, ガオガエン, トリトドン
奥側 (Oliver Eskolin さん) のパーティ:ザシアン, カイオーガ, ランドロス(霊獣), トルネロス(化身), ガオガエン, ゴリランダー

手前側 (Eric Rios さん) の狙い
1.相手のザシアン、カイオーガ、ランドロス、ボルトロス、ガオガエンに有利なトリトドンで相手を詰ませることを最終目標にする。
2.トリトドンを通すために、相手のトリトドン対策枠のゴリランダーを引きずりだして倒す。
3.ゴリランダーを引きずり出すためにリザードンのキョダイゴクエンで相手を削り、相手が交換受けできる回数を制限する。
4.リザードンがキョダイゴクエンを使いやすい場面はどんな場面か考える。
という思考で選出を決定し、プレイングを組み立てているように見受けられます。

奥側 (Oliver Eskolin さん) の狙い
1.ザシアンはグラードン・リザードン・トリトドン・ガオガエンに相性が不利で活躍が難しそうなので残り5体から選出を考えた方がいいかもしれない。
2.相手トリトドンがダイマックスした場合にも対応できるようゴリランダーが必要。
3.威嚇2体を使って相手の伝説ポケモン枠であるグラードン・ザシアンを弱体化させ、リザードンにも有効打があるランドロスを軸に攻めたい。
という考えで選出を決めたのではないかと思います。トルネロスは技構成が今回の相手にかみ合いが悪かったのかもしれません。

1戦目は相手のリザードンの晴れサンパワー命の珠キョダイゴクエンでランドロスが縛られている可能性とリザードンがヨロギのみ持ちの可能性を両方考慮して動き、相手のリザードンの持ち物を絞り込めた2戦目からはその情報を活用してプレイングを変えています。

両プレイヤーとも「自分のポケモンが1撃で倒されて先に残数不利になる」ことを防ぐよう考えて攻防しています。

BO3のよくある進行であれば、『勝者側は勝利した選出が相手パーティに有利な選出であるため2戦目も同じ選出を使い、敗者側は別の選出パターンを試す。2戦目で1勝1敗になった場合にはそれぞれ選出・展開を考え直す。』という形になるのですが、この試合は3戦目までもつれ込んでいるものの両者とも3戦目まで同じ選出を貫き、しかし3戦とも異なる展開が発生しています。

ダイマックスのタイミングが勝負の鍵になっていて、BO3形式の魅力が分かる非常に面白い試合なので、是非視聴してみてください。




補足
BO3とは
2本先取の対戦形式です。
プレイヤーは同じパーティを使用して対戦し、先に2勝した方の勝利となります。1勝1敗になった場合のみ3戦目を行います。

「2戦目以降に有利な状況を作るため、相手に与える情報量を意識したプレイングをする」「2戦目以降に勝てる可能性を高めるため、複数の展開パターンを作ることができるパーティを用意して相手を翻弄する」など、1戦勝負のランダムマッチに求められる強さとは少し違う強さが求められる対戦形式です。

対戦数が増えるため、プレイヤーは1戦勝負の対戦の場合の倍以上に体力を消耗します。
スイスドローとは
勝率の近いプレイヤー同士をマッチングさせて対戦していく大会形式です。1回戦のマッチングはランダムですが、2回戦は1勝の人同士や1敗の人同士のマッチングになり、3回戦は2勝の人同士や1勝1敗の人同士のマッチングになります。
プレイヤー自身の勝ち数以外にもそのプレイヤーが倒した相手がどのくらい勝っているかなども評価して戦績を算出し、同じ勝ち数のプレイヤー同士の場合でも順位に差をつけることができます。
WCS2022 ゲーム部門 出場権 (日本枠)
DAY1 出場権:『ライブ大会「PJCS2022」各カテゴリ最終順位上位50名』+『招待制インターネット大会「PJCS2021 本選」各カテゴリ上位50名』+『WCS2019に出場し権利を獲得したプレイヤー』

DAY2 出場権:『ライブ大会「PJCS2022」各カテゴリ最終順位上位8名』+『ライブ大会「PJCS2021」』
各カテゴリ最終順位上位8名

ソース(PJCS2022) (https://www.pokemon.co.jp/ex/pjcs2022/news/220527_02/)
ソース(PJCS2021) (https://www.pokemon.co.jp/ex/pjcs2021/news/210702_02/)

※2020年はWCS2020は中止、PJCS2020も中止となりポケモン日本一決定戦2020が代わりに開催されています。
ソース(https://www.pokemon.co.jp/info/2020/06/200612_at02.html)

PJCS関連
PJCS2022 結果まとめ(https://liberty-note.com/2022/06/13/pjcs2022-result/)
動画 PJCS2022 1日目(https://www.youtube.com/watch?v=fLM31tHrD5M)
動画 PJCS2022 2日目(https://www.youtube.com/watch?v=_7q5eef9dd0)

PJCS2021 結果まとめ(https://liberty-note.com/2021/07/18/pjcs2021-result-master/)
動画 PJCS2021 (https://www.youtube.com/watch?v=MIHrV0AJMaA)

PJCS2021の時は「フジタのエースバーン」で盛り上がりましたね。

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2021年10月27日 21:23

ばんどりぜるね

最近使っていたバンドリゼルネです。

トリプルが楽しくなってきたので、マスターに上げる程度にしか剣盾で対戦してなかったですね。

◆構築を組んだ時の流れ

ゼルネアス入りを組もう。バンドリと相性良さそうな気がするな。と思ってバンドリゼルネを並べました。

ゼルネアスの取り巻きには猫騙しと、粉指2枠を入れてザシアン対策を入れて完成!という感じで対ザシアン最強ポケモンのウルガモス、モロバレルとコジョンドを採用しました。

モロバレルの活躍がいまいちだったので、防塵ゴーグルガオガエンにも屈さないイエッサンに入れ替えました。完成。

バンドリとゼルネはまぁまぁかみ合ったけど、このパーティで選出率が一番低いのはドリュウズでした。



◆個別紹介

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ゼルネアス@パワフルハーフ フェアリーオーラ
ムーンフォース / マジカルシャイン / ジオコントロール / 守る
調整:控えめ H92-C191-S236
実数値:213-×-115-191-118-149

最強の伝説の一角。ジオコンマジシャが強すぎる。

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コジョンド@命の珠 せいしんりょく
インファイト / 猫騙し / 手助け / 守る
調整:陽気AS

猫ジオコンも素直に強いんですよね。
欲しくなった技を順に入れたらこんな感じになりました。

気合の襷をドリュウズにとられた状態で何を持たせたらいいんだろうと思って防塵ゴーグルを持たせ、バレルツンデ選出に対してインファイトをぶちこめるぞ!!と思っていたところ何戦やってもバレルツンデとマッチングすることがなかったので適当に命の珠を持たせました。

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バンギラス@突撃チョッキ すなおこし
岩雪崩 / かみ砕く / 冷凍パンチ / 馬鹿力
調整:意地HA

イベルタルと黒バドレックス絶対殺すマンです。

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ドリュウズ@気合の襷 すなかき
岩雪崩 / 10万馬力 / アイアンヘッド / 守る

特にメタモン入りの相手に対して刺さる。ゼルネアスをコピーされても全然余裕で処理できると思えるとめちゃくちゃ楽な気分で対応できます。





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ウルガモス@オボンの実 ほのおのからだ
火炎放射 / 虫の抵抗 / 怒りの粉 / 守る
調整:憶病HS

ザシアンに世界一強いポケモンなのでもう手放せない。
炎の体を発動させればウーラオスにも弱くない。
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イエッサン♀@防塵ゴーグル サイコメイカー
ワイドフォース / 手助け / この指とまれ / 守る
調整:図太いHB

HB:ザシアンの巨獣斬1耐え

ザシアンは怒りの粉2枚で勝ち!と思ってモロバレルを使っていたら防塵ゴーグル吠えるガオガエンにぼこぼこにされたので、怒りの粉じゃなくこの指とまれのポケモンも必要だなと思って入ってきました。初手ガオガエンに対して指ジオコンを押せて強いです。




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2021年08月18日 02:02

Screenshot 2021-08-18 01-55-46

とりあえずランクバトル150位まで到達。

◆構築を組んだ経緯 

前回のダイオウドウ入り構築を使っていたとき特にウーラオス入りが重く、ウーラオス入りの弱点を何も理解していないから使う側に回ってみようと考えました。カイオーガ+トルネロスの初手に対してでてきて対応に困ったゴリランダー+水ウーラオスの並びが強いと思ったので、ゴリランダー+水ウーラオスの並びを真似てウーラオスの強み弱みを研究しようと思います。

ゴリランダー+ウーラオスだとザシアンが重そうなので、ザシアンに強そうで面白げなレシラムを採用しました。(ランクバトルで見かけたゴリランダー+ウーラオスの並びは黒バド入りだった気がする)

レシラムと相性の良さそうなS操作役としてエルフーンを採用し、エルフーンと相性のいいアタッカーとしてカプ・テテフを採用しました。エルフーンは追い風と日本晴れがあればレシラムの水等倍耐性を活かせそうだと考えました。

レシラムに並べるポケモンとして、対ガオガエン打点を補うのにイシヘンジンが面白そう。それなら脱出エルフーンからイシヘンジンをだせばすごく面白そう。

晴れがあってもオーガトルネに対しての対応がまだ不安だし、アマージョにゴリランダーの動きが制限されても面白くなさそう。カイオーガ+アマージョの並びに対してならレジエレキ+レシラムの並びの方がゴリランダーよりいいかなぁと考えました。

レシラム、エルフーン、カプ・テテフ、水ウーラオス、イシヘンジン、レジエレキの並びが完成しました。

試運転したところ、イシヘンジンが微妙・・・

イシヘンジンをガオガエンに変更。耐性はいいかもなと思ったはずだけどこれじゃ打点が足りない。

グラバナの眠り粉でレシラムが2ターン寝ただけで負けに繋がる試合があり、催眠耐性が必須だと感じてカプ・レヒレを採用。

ガオガエン、ランドロス耐性をもうすこし厚くしたい。水流連打でガオガエンが倒しきれなかった。晴れ熱風をする前提だと水打点を使いにくくてウーラオスの選出が難しい。

どう改善したものかと悩んでいたところ、ガオガエンとランドロスに繰り出しやすくて打点があるポケモンって、特殊ランドロスを進められたので採用することにしました。

こうしてレシラム、エルフーン、カプ・テテフ、レジエレキ、カプ・レヒレ、霊獣ランドロスの並びが完成しました。(コンセプトのゴリランダー+水ウーラオスが両方抜けてしまった。

ウーラオスってポケモンはダイオウドウより扱いが難しいのかもしれない。


◆選出パターン

vsザシアン
先発レジエレキ     後発
いまいち定まってません。レジエレキ先発で頑張ったら勝ててるときがありました。

vsカイオーガ
先発レシラム、エルフーン 後発レジエレキ、カプ・テテフ
晴れ熱風でカイオーガ以外を削り、最後にカイオーガをサイコショック化10万ボルトで倒します。
よくいるトルネオーガ+草タイプみたいなパーティには全勝中です。

vsグラードン
先発レシラム、エルフーン(追い風がある場合)orカプ・テテフ(トリパの場合)
後発カプ・レヒレ、ランドロス
蒼い炎でグラードンを焼却します。勝ちです。

vs黒バド
先発レシラム、エルフーン 後発レジエレキ
追い風ミラーからのエレキ同速勝ちを祈る展開になります。

vs白バドなどトリックルームパーティ
先発カプ・テテフ、レシラム 裏ランドロス、カプ・レヒレ
猫騙しをサイコフィールドで止めて蒼い炎でトリル役を倒します。



◆個別紹介

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レシラム@命の珠 ターボブレイズ
蒼い炎 / 熱風 / 流星群 / 守る
調整:憶病CS

蒼い炎でグラードンやランドロスをワンパン可能
チョッキを持っていないゴリランダーは熱風で確定一発

炎技以外の枠は大地の力を採用すればガオガエンの削りが楽になることは間違いないですが、ドラゴン技がないとドラゴン伝説への対応がとても難しくなるので流星群を採用しています。大地の力は交代で無効化を意識したタチマワリをされやすいので、ガオガエン相手でも基本的にレシラム側は炎技を選択していきたいです。

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エルフーン@脱出ボタン 悪戯心
エナジーボール / 追い風 / 日本晴れ / 守る
調整:臆病 H108-B4-C164-D4-S228
実数値:149-106-118-96-181

火力:レシラムの珠熱風+エルフーンのエナジーボールで耐久無振りランドロス確定調整
耐久:カプ・テテフのサイコキネシス耐え調整
速さ:最速トルネロス抜き+1

追い風、日本晴れでレシラムをサポートします。

レシラムは対カイオーガでは打点が薄いだけで手動晴れがあれば突っ張れるので、カイオーガ以外全部をレシラムで倒してから落ちついてカイオーガを処理できるようになります。エルフーンのエナボでカイオーガも触れるようにしてあげてるし、対オーガは全勝です。

レシラムはバクア捨て台詞で対策されることが多いので、晴れか追い風を展開しながらエルフーンが脱出して火力の高い味方に引くギミックがすごくかみ合います。

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カプ・テテフ@拘り眼鏡 サイコメイカー
サイコショック / ムーンフォース / マジカルシャイン / シャドーボール
調整:控えめCS

レシラムと並んで高火力であいてをいじめます。白バド+ガエン選出に対してレシラム+テテフ選出をぶつけてあげると両方バクアの入った状態からでも蒼い炎とムンフォで白バドが倒せました。

ターボブレイズがルナアーラのファントムガードに負けるのでシャドボールが必要になりました。

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カプ・レヒレ@食べ残し
ムーンフォース / 凍える風 / 黒い霧 / 守る
調整:穏やかHD

催眠対策として採用しました。レシラムの隣に炎耐性として受けだせるポケモン枠であったり、ゼルネアス対策枠であったりします。


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ランドロス@柔らかい砂
大地の力 / 岩雪崩 / 地割れ / 守る
調整:憶病CS

ガオガエンとランドロスに強いポケモンとしてのランドロスです。単体打点があるランドロスが欲しいけど命の珠はレシラムに持たせたいなと思ったら特殊でも霊獣でいい気がしてきたので霊獣ランドロスで採用しました。霊獣ランドロスはC下降補正でも雪崩が強いんですよね。

パーティ全体で物理打点が少なくラッキーに弱いので、地割れを採用しました。


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レジエレキ@気合の襷
10万ボルト / エレキネット / ボルトチェンジ / 守る
調整:臆病CS

速くて便利なので採用しました。

ボルトチェンジは滅びパ対策に活躍しました。




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2021年08月10日 21:12


daioudou

◆構築を組んだ経緯

やましょーさんの配信の身内ノリで、なんとかしてダイオウドウ入りのパーティをやましょーさんに使わせたいと思ってダイオウドウ入りの構築の考察を始めました。

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ダイオウドウ

タイプ:はがね
種族値:122-130-69-80-69-30

特性:ちからずく / ヘヴィメタル

S30族と鈍足で、トリックルームと相性が良さそうですが自前でトリックルームを習得可能なツンデツンデや耐性の優秀なナットレイと比較すると強みが薄いです。クリボディのメタグロスとの違いも考える必要があります。

力づくアイアンヘッド、ヘヴィメタルヘビーボンバーよりもツンデツンデのジャイロボールのほうが技威力が高いです。ツンデツンデの覚えない技としてはパワーウィップ、バークアウト、じゃれつく、挑発、地割れなどを習得可能です。

・・・弱くないか?

草打点欲しいならナットレイを使えばいいところにダイオウドウをわざわざ使う理由、威嚇が刺さる物理アタッカーをわざわざ使う理由をどうひねり出そうか。

まずはツンデツンデにない草打点、ナットレイにない炎打点があれば差別化になるだろうと適当に技を詰め込んで、勇敢A極振り残り耐久で育成してみました。

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ダイオウドウ入り試作1号。勇敢ヘヴィメタル

自分がまずまず気に入っていたイベルタル入りの一枠をダイオウドウに入れ替えて使ってみました。

いまいち活躍しない。

トリックルームがないのが悪いんだと思ってもう一枠入れ替えてトリックルーム役を入れてみました。

いまいち活躍しない。

どう組むのがいいんだ・・・?

やましょー枠リスナーのみんな知恵を貸してくれ

ミズイロさん「ダイオウドウを考察すればするほどナットレイの強さが浮き彫りになってくる気がする」

ミササギさん「この前使ってたナットレイ入りのトルネオーガのナットレイ⇨ダイオウドウにして、見間違いで使わせるプラン」

なるほど?

確かに以前に自分が使っていたカイオーガ入りにも鋼タイプ枠を採用していたし、カイオーガ軸に採用した方がいいのかもしれない。

しおふき!
ぱるしぇんさいきょーせつ ダブル構築 追い風スカーフカイオーガ

メタグロス枠をダイオウドウに変える場合、何をどうするか。

「ダイオウドウが草打点を使えるから強い」状況を作るために、エルフーンが草技を採用しない構成にする。エルフーンじゃなくトルネロス採用の形の方がいいかもしれない。

今回はダイマックス禁止環境に変化してるのもあるし、トルネロスとのタイプ被りを意識してサンダー枠もレジエレキに変更したほうがいい気がする。

カプ・テテフの枠もトルネロスとは相性が微妙だから変更するとしたら、ゴリランダーかな?

取り巻きの汎用性が高すぎるとダイオウドウが選出されないことが増えすぎそうだし、拘り多めに持たせてみよう。

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ダイオウドウ入り試作2号。今度は陽気ASヘヴィメタル

カイオーガとトルネロスだけ守る持ち、他は守るを持っていない構成にしてみました。

イベルタル入りのときは構築になっていなくてスーパーランクで勝ったり負けたりだったのですが、この並びに変えてスルッとマスターランクに昇格できたので、確かな手ごたえを感じました。

ぼく「ミササギさんのアドバイスを受けて追い風ダイオウドウにしたところうまくいきました」

ミササギさん「素晴らしい、次のランクマッチのネタ決まりましたね」

やましょーさん「追い風ダイオウドウ この構築の大王様の役割はなんですか?」

ぼく「エレキゴリラが苦手な草タイプ含んだ並びへの打点?グロスと違ってナットレイも触れちゃう」

やましょーさん「ヒートスタンプが偉いのか」

ぼく「他の鋼タイプじゃこうはいかない。流石ダイオウドウ」

やましょーさん「参考までに、基本選出どんな感じですか 参考までに」

ぼく
「先発トルネあとは相手に合わせて。トルネオーガ、トルネダイオウドウ、トルネバンギは先発で使いました。グラスラか潮吹きの一貫を作れるようにうごきます」

ぼく「完璧なダイオウドウ入り構築が完成してしまったからついに配信でダイオウドウが活躍する姿がみられますね(マスター昇格できただけで満足している)」

あるとまさん「「やーっぱダイオウドウなんだよなぁ」聞けるかな」




ふむ、使ってもらうことには成功した。しかし、勝率が納得いかない。

「守るが少なくて使いずらい。」「ジオコンマジシャ2回で倒れる。ジオコンマジシャムンフォを耐えたい。」といった意見を頂きました。

自分でも改めて使ってみると、勝って負けてで5000位から動かない。確かに守るが欲しいと感じました。

S操作技でグラカイゼルネを抜く程度の速さが欲しくてS振りしたダイオウドウをしばらく使ってみて、段々とダイオウドウを信用できるようになってきました。ダイオウドウが特別脆いというよりはASメタグロス程度の脆さなだけで、鋼枠として十分動かせると考えられるようになってきました。

daioudou
ダイオウドウ入り試作3号。今度は意地ASちからずく

守るを採用して、守るとこご風、エレキネット、追い風を使ってカイオーガやダイオウドウを押し付ける展開ができるようになってきました。

・追い風グラスフィールド状態でグラードンをパワーウィップで撃破!
・カイオーガダイオウドウの並びからカイオーガをバンギラス引きで天候を変えてヒートスタンプでナットレイを粉砕!
・こごえる風パワーウィップでミロカロスを一蹴!

そんな動きができるようになってきました。

順位も順調に上がりだし、ランクバトルで2位のプレイヤーとマッチして勝利して、確かな手ごたえを感じました。(その試合にはダイオウドウ不選出)



ダイオウドウ構築リベンジに成功しました。ランクバトル3桁順位前半でダイオウドウが活躍。


◆個別紹介
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カイオーガ@神秘の雫
技構成:潮吹き / 根源の波動 / 熱湯 / 守る
調整:憶病 CS
実数値:175-×-111-202-160-156

最速が基本だときいたので最速にしました。

ワイドガード習得可能なコジョンド、テッカグヤなどがどや顔でワイドガードを連打してくるくらい範囲技が強い環境なので、潮吹きはめちゃくちゃ強いですが熱湯も使う機会が多いです。

耐久無振りですが、襷持ちの黒バドレックスのアストラルビットを2耐えしました。



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トルネロス@気合の襷
技構成:凍える風 / 暴風 / 追い風 / 守る
調整:憶病CS
実数値:155-×-90-177-100-252

追い風、こご風で素早さを調整する、この構築で選出率No1のポケモンです。
うまいこと自分側のS操作だけを通せるように守るを多用します。
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ダイオウドウ@命の珠
技構成:アイアンヘッド / パワーウィップ / ヒートスタンプ / 守る
調整:意地AS
実数値:197-200-89-×-90-82

力づくアイアンヘッドよりもヘヴィメタルヘビーボンバーの方が多くの相手に対して威力が高いですが、白バドレックスに対して威力がだせないため伝説環境に置いてはアイアンヘッドの方が有用な可能性が高いと判断しました。ザシアンも割と体重が重いです。ちからずくは耐性有利な相手への詰め性能を意識した場合に一致打点の珠ダメージを抑えられるのもメリットになります。

珠ヒートスタンプでゴリランダーを確定一発にするためにA特化の調整になりました。意地ダイオウドウだと追い風込みでも最速ゼルネアスがぎりぎり抜けませんがジオコンされるので特に関係ないでしょう。最速ダイオウドウでも準速グラードンをこご風込みで抜くようなことはできないし、ダイオウドウが準速か最速かはほぼ無振り想定の場合のバンギラスやガオガエンを抜けるかどうか程度です。

アイアンヘッドでASドラパルトを高乱数一発

ヒートスタンプでゴリランダー、ナットレイを確定一発

パワーウィップでミロカロス、カイオーガを確定一発

グラスフィールドパワーウィップで グラードンを確定一発

鋼タイプの中でも技範囲が広く、分からん殺しが得意なポケモンのようです。

トルネロスで追い風を押しながらダイオウドウでグラードンの隣の草タイプを削ってカイオーガの一貫を作る動きは頻出します。

ASメタグロスくらいの耐久で、鋼で半減できる草、竜、飛行技などに受けだすことができます。
この構築では伝説枠のカイオーガで相手のガオガエンやランドロスに強く圧力をかけることで、威嚇で機能停止しがちなダイオウドウの火力を誤魔化すことを狙っています。


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レジエレキ@磁石
技構成:10万ボルト / エレキネット / 雷 / 守る
調整:控えめ H60 B84 C252 D84 S28  
実数値:163-×-81-167-81-28

C特化して、特定の技を意識せずバランスよく耐久振りしただけのレジエレキです。

特に何も考えずに余りを適当に耐久振りするときはステータス計算機の耐久振りボタンを押して調整を決めてもらっています。このためにツールを自作しました。ラプラスとか、レジエレキとか、ダイオウドウとかあたりのBDに対してHPが高めなポケモンの調整は面倒くさいんですよね。

少し調整を変えてB132 D36振りにするとA特化ゴリランダーのプレートグラススライダー確定耐えになるようです。


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ゴリランダー
技構成:グラススライダー / ウッドハンマー / 蜻蛉返り / 守る
調整:勇敢 H164 A252 D92
実数値:196-194-110-×-102-81 

基本的にグラススライダーを使うので素早さはわりと意味が薄いポケモンなので
トリル状態でパルキアなどの先手を取るために最遅にしています。

メイン打点のグラススライダーとターン調整用の守るに加えて、相手アマージョがいるときに使う用のウッドハンマーとゴリランダーにぶつける蜻蛉返りを採用しています。

準速のはずの味方ダイオウドウとなぜか素早さがとても近いですね。



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バンギラス@突撃チョッキ
技構成:岩雪崩 / うっぷん晴らし / 馬鹿力 / 冷凍パンチ
調整:意地 H252 A180 B4 D52 S20
実数値:207-194-131-×-127-84

黒バドレックス+エルフーン、カプ・テテフ、レジエレキみたいな並びに1vs2で勝っていける強いポケモンです。イベルタルに対しても1vs2から勝てます。

エルフーン側の処理が雪崩だと遅いことがきになったので冷凍パンチ採用にしたところガブリアスに刺さりました。

最遅ゴリランダーに加えてバンギラスまで準速ダイオウドウと素早さが近くて焦りました。

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2021年04月12日 22:23

◆使用構築

持って行った構築は2つ

ザマサンキブル
ぱるしぇんさいきょーせつ ダブル構築 メキシコサンダー
サブロムはメキシコサンダーのそのまま

この構築が一番自信がありました。

kyuremu-
ぱるしぇんさいきょーせつ キュレムビート
メインロムはキュレムビートから少しいじったもの

この構築も自信があって、改善点も見えていたので少し修正を加えて仕様しました。

トルネロスの持ち物 メンタルハーブ→気合の襷
モロバレルの持ち物 気合の襷→バコウの実 再生力→胞子
レジエレキの持ち物 突撃チョッキ→磁石

と変更。改良できたつもりでした。


◆敗因その① 運負け

暴風試行1発混乱自傷を引いてきたトルネロス
暴風試行1発混乱自傷を引いてきたガラルファイヤー
悪の波動試行1発怯みを引いてきたトルネロス
雷パンチ試行1発麻痺痺れ行動不能を引いてきた伝説なしパーティのヌメルゴン
ムンフォ一発C下降を引いてきた残飯瞑想レヒレ

お前ら絶対許さねぇ

許せねぇよ

自信ある構築、メキシコサンダーで挑んだサブロムはこれで散りました。

対リザードンを同速勝ちダイロックで倒す予定だったところを追い風や怖い顔のS操作からの珠ダイロックで返してくるリザードンとあたり続けて悉く構築負けで散ったので根本的な問題はそっちかもしれないと思わないでもない。

それにしても流石に運偏りすぎでしょ。ずるいよ。2割や1割以下の確率で行動不能引く技に3連続4連続で負けていくの流石にメンタルがやられるよ。

なんかこう、公式大会を盛り上げるために確率をぶっこわす調整公式が使ってるよ。絶対。だって明らかに確率がおかしかったもん。こんなん、もし岩雪崩軸の構築使ってた人がいたら20連続怯みとか引いてるでしょ。


◆敗因その② 体調管理不足

大会前日の木曜日、その日はいつになく長時間残業だった。5時間残業から帰ったら11時半。晩飯食べてウマ娘してたら寝たのは2時過ぎ。流石に寝不足で体調悪かった金曜日、仕事から帰って初日に潜るのは諦めました。

実力的に初日2日目で二十数連勝を狙うのが上位狙う上で一番可能性が高いやり方だと思っているので初日に十数勝稼いで1600くらいにさくっと両ロム乗せたかったんだけど、ゲームする体力がなかった。

古墳で通話しながらウマ娘して、時間感覚が常人のそれではないクロさんルートさんと通話していたら気づくと4時でした。

翌日、7時すぎに目が覚めて対戦を始めて回らない頭で対戦をしたら異常な運負けが続きました。

これは、休憩挟んでリセットが必要だな。
推しのVtuberの配信を子守唄代わりに流しながら3時間くらいお昼寝タイム。

起きて、頭が回らなくても勝てる完成度が高い環境に刺さっている最強構築はどれ?

キュレムじゃん。キュレムだ。キュレム最強!!!

ここまではよかった。
何も考えてない襷バレルをバコウにしたのも、トルネに襷を回したもの良かった。


レジエレキの持ち物はダメだった。
やはり回らない頭で考察するもんじゃない。
少しでも構成を変えるなら試運転が必要だった。
さらに言えば、大会の2日3日前に考えて試運転すべきだった。
2か月前に組んだ構築を使うなら使い方を思い出す期間が必要だった。

でも、できなかった。だって、仕事が忙しかったんだもん・・・
だって三月末からウマ娘にハマりだしてアニメ視聴とアプリが忙しかったんだもん・・・
サクラバクシンオーがめちゃくちゃ可愛いしメジロマックイーンの話に心惹かれるんだもん。

3日目はちゃんと12時頃にベットに潜って、推しのVtuberの配信を聞きながら7時間くらい寝ました。でも長時間残業+寝不足続きからの回復は1日じゃ足りなかった。



メインロムの対戦結果

キュレムは実際最強だった。1番多くマッチした、全体の半数くらい存在するようにさえ思えたザシアン構築が全部作業ゲーで勝ちだった。睡眠不足の頭で慣らしてない構築でも超楽勝なくらいあのワンコロは粉指振って隣を全部倒してやれば簡単に勝てる。

フォロワーとマッチしたときも、頭が働かなくて相手の構築記事思い出せなくて相手の戦術に普通にはまってやばいと思いながらも相手がザシアンを使っていたからなんか勝てた。

マジであの犬はカモ。

炎の体怒りの粉ガモスと胞子怒りの粉バレルはザシアンとウーラオスの巨獣斬、インファイト、ワイルドボルト、水流連打、暗黒強打に耐性を持ってしっかり耐えつつ状態異常を撒いていくのでとても強いです。ザシアンは速すぎて隣の味方より早く動いてしまううえに道具も固定なので確実に怒りの粉に引っ掛かってしまいます。接触判定で勝手に焼けていくけど、割とそれ関係なく試合は決まっている。怒りの粉で吸えないグラススライダーはキュレムガモスやキュレムバレルの前では羽虫も同然ですし。


ただ、それ以外のグラードン、カイオーガ、黒バドとかへのプレイングが安定しなかった。
そいつらに対しては粉指振ってればどうにかなる相手じゃないから試合展開を考える必要があった。

黒バドに対しては守る虫の抵抗でデバフかけてからダイマックスって具合に基本パターンを決めていたのに、睡眠不足と慣らし不足でそれを実践できなくて初手キュレムダイマしてるうちにテテフのムンフォを食らって負けた。そういう感じで1敗の後に思い出して1勝するのが多かったし、準備してれば回避できた負けが多かった。

勝てた試合を、なんで追い風押して追い風黒バドに殴り負けてるのなんのための持ち物変更なの。襷トルネでアストラルビットを耐えて返しにエアスラ撃てば

バレルでうまくキノコの胞子を決めたのに、眠らせたからって油断して怒りの粉を振っていなかったから起きてキュレムが倒されて負ける試合も何度もあった。怒りの粉を振り続けてれば勝ちだった。胞子を撃って、眠ってたのは僕の頭だった。

即起きした奴らが卑怯なだけだぞ許さねぇからな。あとクソ雑魚プレイングしてた自分自身も許せない。

ダイマックスメタグロスがきついのは知ってるんだから、グロスにダイアースと火炎放射集中してれば倒せていた。グロスに集中かけてなかったから動かれてまけた。あいつなんてソルガレオと違ってD低い一般ポケモンなのに。


本当に構築負けしたと感じた試合なんて、二十数戦した中で1戦だけだった。壁ソルガレオにデコレーション火炎放射からのデコレーションダイアースを耐えられたあの試合。それはキュレムに対して流石に強すぎる。それでも、それでもその試合だって後発ソルガレオ型に対しては先発にマホキュレムを出してデコレーションを重ね掛けすれば貫けていたはずだった。2か月前はそれで倒していた。同じ先発を出せていなかった。

俺は・・・


・磁石レジエレキの10万ボルトを素耐えしたカイオーガの根源の波動でレジエレキが倒れて負け
このレジエレキが突撃チョッキのままなら耐えていた。拘り眼鏡なら貫けていた。何故磁石なんか。
・磁石レジエレキの10万ボルトを壁瞑想残飯カプ・レヒレにムンフォCダウンからの守るで凌がれて殴り負け。
ムンフォ試行1発目でCダウン引かれなければ勝ちだった。このレジエレキが拘り眼鏡なら10万2発で倒せていたし、突撃チョッキならもう1発10万ボルトを撃って勝ちだった。

このパーティのレジエレキは4匹目に場に出して10万連打するだけなんだから守るも必要ないし拘りのほうが数値が高いんだから拘りアイテムを持たせなさい。

頭が寝てる睡眠時間が足りてないときに構築をいじって試運転せずに大会登録なんてやっぱダメだ。




勝てる構築はあったのに、なんで勝てていないんだ。
きついきついと皆が言ってる中、めちゃくちゃ勝てるルールじゃんと思って楽しんでいた。

本番でダメだった。

何故だろうなぁ。ウマ娘を一旦やめてポケモンに集中していれば・・・。










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プロフィール
秋桜(こすもす)

ポケモン対戦勢でシングル、ダブル、トリプル、ローテ勢。 未進化や種族値制限とかの制限ルールも好き。

SMダブル、モクロー入りで1800達成
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