2015年06月06日 20:08
ボードゲームのススメ
■ボードゲーム系のゲームの特徴
・対人ゲームである。
・ターン制のゲームである。
・.対戦を用意するのにポケモンだったりカードゲームだったりのように事前に構築を準備する必要がない。
ボードゲームと言われて多くの日本人がすぐ思いつく有名どころでいうと将棋、チェス、すごろくあたりかな。
将棋やチェスは運要素が一切存在しない。プレイヤー同士の知識と思考力の勝負が全て。
逆にすごろくだと殆ど運要素だけで勝敗が決まって実力というか操作性がない。
でも、これらとは違う、運と戦術の両方が必要でバランスがとれた、簡単だけど奥深いゲームが世の中にはたくさんある。
今日は僕がしっているゲームをいくつか紹介する。紹介するゲームは解説を貰いならぶっつけ本番で1、2ゲームもすれば初見でもすぐに楽しめるようなルールが分かりやすいもの。勝敗にかかわる運と実力のバランス、ゲームの仕組み、デザインや世界観がそれぞれ異なって違った面白さを提供してくれるよ。
※ボードゲームというと基本は実際に会ってプレイするものだし、それが一番楽しいことは間違いないです。しかし将棋やチェスがそうであるようにネット上で対戦することもできる。以下に紹介するゲームはネット上で対戦できるもの。
ゲームを遊べるサイトとして紹介しているBGAはボードゲームをたくさん遊べる海外のサイト。ページはだいたい日本語に翻訳されている。ボードゲームで遊びたいと思った時にすぐ野良で対戦できる環境があるのは便利だが、日本人があまりいないので挨拶やちょっとした会話をしようと思うと簡単な英語を覚える必要がある。ゲーム内略語としてgg、hf、glの3つはよく使われている。
運:実力の評価は2戦くらいして操作は覚えた程度の初参加が回数こなしてる人にどのくらい勝てるかって主観で考えた評価。
12季節の魔法使い
運:実力 | 8:2 |
推奨プレイ人数 | 2人~4人 |
1ゲームの時間 | 60分 |
ルール | ルール(pdf) |
遊べるサイト | BGA |
プレイヤーは魔法使いになり、魔法のアイテムや使い魔を召喚して、ゲーム終了時点での得点を競う。
ゲーム開始時に9枚のカードを貰い、序盤、中盤、終盤のどこで手札に補充するか選択してからゲームを始める。
アイテムや使い魔の召喚には魔力トークンを消費する。また、召喚権を取得して召喚可能な枠を事前に拡張しておく必要がある。
魔力トークン、召喚権、ドローなどができるかどうかはダイス運次第でダイスによって権利が得られるのだが、このゲームにおけるダイスは他のゲームで言うダイスと少し違う。毎ターンプレイヤーの人数+1個のダイスを振り、プレイヤーはどのダイスの効果を得るかを順番に選ぶ。
このダイス選びでどれが自分に有利かどれを取れば相手の妨害になるかを考えたり、アイテムや使い魔を活かせるタイミングをはかるのがこのゲームの醍醐味。負けても勝った人のカードの使い方をすぐ真似て上達していける。
お邪魔もの
運:実力 | 9:1 |
推奨プレイ人数 | 7人(6~10人) |
1ゲームの時間 | 30分 |
ルール | ルール(pdf) |
遊べるサイト | BGA |
スタート地点から金鉱の場所までプレイヤーが順番にカードを配置して道を作っていくゲーム。
目的地の金鉱の候補は3か所あり、2か所はダミーで本物は1つ。
カードには道を繋げるもの、行き止まりを作るもの、プレイヤーに道を置けなくさせるものなどがある。
プレイヤーは最初に金鉱堀とお邪魔ものの役割にランダムに分けられる。金鉱堀は限られた手数で金鉱に道をつなげられたら勝ち。お邪魔ものは金鉱堀を手詰まりにさせられれば勝ち。
お邪魔ものが行き止まりを置いて妨害し始めるタイミングはいつなのか、特定のプレイヤーが道を置かなかったのは手札が腐って置けなかったのかお邪魔ものとして妨害していたのか、地図で目的地を覗いた人は金鉱堀なのかお邪魔ものとして嘘をついているのか、そんな読みあいを楽しむゲーム。騙しあうゲームだけど人狼と比べると考えることがかなり少なくて簡単。
嘘をつくまでもなくごり押しプレイをすることもある。
カードの引き運にも左右されるし、まず役割がどっちの勢力になるかでも勝率が変わる。勝つのは一人でなく片方の勢力なので味方の上手さでも変わる。
プレイヤー同士の会話が必須なので、BGAを通してネットでやるなら友達とスカイプ通話をしながらやりたいところ。
ストーンエイジ
運:実力 | 4:6 |
推奨プレイ人数 | 2~4人 |
1ゲームの時間 | 60~90分 |
ルール | ストーンエイジの戦術・戦略 |
遊べるサイト | BGA |
プレイヤーは石器時代の1つの部族の長になり、部族を発展させていく。農業や子作りをしたり、食糧や木やレンガを採取しに行ったりすることができる。そして、採取した素材を消費して、家や道具を作って得点を稼ぐ。ゲーム終了時に得点が高かった人の勝ち。
食糧や資材の採取にはダイスを用いて、採取に行った人数分のダイスを振り、その数字を特定の数で割った数の資材を得ることができる。
それぞれの行動のコストとリターンを考えてうまく配分できた人が勝てるゲーム。操作は簡単だしダイス運にも左右されるはずなのに、強い人は本当に強い。勝率をあげるには効率を計算して理解しないといけない。
レースフォーザギャラクシー
運:実力 | 5:5 |
推奨プレイ人数 | 2人(3、4人でも可) |
1ゲームの時間 | 30~45分 |
ルール | ルール説明 ルール要約 Wiki RFTGのカード単体考察 |
遊べるサイト | BGA |
プレイヤーはそれぞれ効果が異なる星間国家を受け持ち、「探査」「発展」「移住」「消費」「生産」のアクションを駆使して自分の星間国家を繁栄させていく。
カードをどんどん場にだし、それぞれの効果を使って得点を稼ぐゲーム。他のプレイヤーを攻撃するタイプの効果のカードは存在しない。
他のカードゲームのように1ターンにいくつかの決まったステップがあるわけではなく、毎ターンの最初にアクションを選択し、プレイヤーの誰かが選んだステップのみが行われる。「探査」を選ぶプレイヤーがいなければドローのステップは発生しない。「発展」「移住」を選ぶプレイヤーがいなければ召喚のステップは発生しない。誰がどれを選ぶかの読みあいになる。
また、このゲームではカードを場にだすためにはそれぞれ決まったコストを支払う必要があるんだけど、コストとして支払うのが手札になる。例えばコスト1のカードならそのカードを場にだしつつ1枚手札を捨てる。コスト5のカードならそのカードを場にだしつつ5枚手札を捨てなければだすことができない。強いカードほど必要なコストが高く、手札が少なくなれば行動の選択肢が減ってうごきにくくなる。これをどうやりくりするかも重要なポイントだ。
それぞれのカードの強み、コストパフォーマンスを理解すれば強くなるしそれには結構試合をこなす必要がある。
初めのうちはアクションの仕組みやたくさんのカードの効果を理解しようとするのに必死で他のプレイヤーの行動を見る余裕がないかもしれない。
ドミニオン
運:実力 | 7:3 |
推奨プレイ人数 | 2人~4人 |
1ゲームの時間 | 20分程度 |
ルール | ドミニオンのルール |
遊べるサイト | Dominion Online3.0.0.0でググってツールをDL |
デッキを構築するゲーム。全員同じ初期デッキからスタートして、カードを購入したり使用したりを繰り返して、ゲーム終了時点でのデッキの中の得点カードの合計点を競う。
毎ターン手札5枚からスタートして使用したカード、購入したカード、残った手札は捨て札に置き、山札が切れると捨て札をシャッフルして山札に置く。そうして何度もデッキを回していくためデッキ構築の順番やバランスが後の自分の選択肢に響いてくる。
ひたすら得点を求めたり、ドロー強化でデッキの回転を良くしたり、他人を妨害しまくったり、人によって好む戦術が違って個性がでてくる。
購入できるカードの組み合わせをいろいろ変えてプレイできるので同じ人と対戦しても場によって違う展開がみられる。
戦術を考えるのが簡単。他の人の使った戦術もすぐ真似られる。
紹介したDominion Online 3.0.0.0ではドミニオンを楽しく遊ぶことはできるけど、知らない人とマッチングできるような機能にはなっていないので、知り合いを集めてプレイしてみよう。
ゴッドフィールド
運:実力 | ほぼ運。2戦もすれば経験者と実力がかわらなくなる。 |
推奨プレイ人数 | 2~9人 |
1ゲームの時間 | 20~30分。 |
ルール | ゴッドフィールドのルール説明 |
遊べるサイト | ゴッドフィールド |
プレイヤーは預言者になって様々な神器や奇跡を用いて他のプレイヤーに攻撃する。
敵のプレイヤー全てのHPを0にすれば勝ち。
ボードゲーム要素もなく普通にブラウザゲームだけど自分がボードゲームに求めてる複数人で遊ぶ要素はもっている。
操作が簡単かつ運要素が非常に高く、強い神器や奇跡を引くことができれば初参加でもやりこんでる人相手に簡単に勝つことができる。属性や状態異常の仕様さえ覚えればそれぞれのカードの効果は覚えなくても問題なくプレイできる。
このゲームは日本のサイトで、いつも100人くらいがプレイしてるから気軽に始めやすい。